時間の密度

10月1日付で異動するということで、9月は仕掛中のプロジェクトに落とし前をつけ、引き継ぎをする時間に追われてあっという間に過ぎました。こういうことがあると、時間の長さの感覚が変わるものです。

さらに、時間の密度も全く違う1ヶ月でした。普段「これまとめなきゃ」とか「整理しておかなきゃ」と思いつつも忙しさを理由に後回しにしていたことが、脱出タイムリミットがあるとなぜかサクッとできてしまいました。すごい集中力が出て、1日中ガーッとやれてしまう。不思議な物理世界にいた感じです。

仕事の整理だけではなく、だんだん気持ちの整理もついていきました。思い残すこともあるけど、総じてまぁよくやったかな、未練なく脱出!と。常々私は「私ならでは」の仕事をしたいと思ってやっていますが、それは「属人的」にもなり得るわけで、いかに組織知にして置いていくかが大切だと思っています。部署異動のたびにチェックポイントが来るので、そこで自分の成果や経験値を明文化・可視化することが少し楽しくもあります。

各フェーズの「私」たちが残した引継書を積み上げて、指揮者的に俯瞰・客観視すると、「私」が内容濃くいろんな経験をさせてもらって大きくなり、厚みも増したな〜と実感できます。もっとも、在宅勤務の運動不足と送別会続きで、物理的にも大きく厚くなっている自覚アリですが…🐷